ガレット・デ・ロワ

ガレット・ド・ロワは一月中に食べろ!

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うちのチビ太は一月生まれ。

だからか産院で一番最初にダディ造が手土産に持ってきたものは、ガレット・デ・ロワ(Galette des rois)だった。

これは毎年一月がやってくると、東方の三賢者がキリストの誕生を祝してやってきたエピファニー(公現祭 / こうげんさい)の際に食べるキング・ケーキ(英語)ってやつである。

このでかいパイ状のケーキを、我が子が生まれる前日にもってきたのか翌日にもってきたのか忘れたが、とにかく、もう、「え?いま?このケーキまるごと一人で食べんの??」ていうタイミングで持ってきた。
さすがタイミングが読めないダディ造である。

うれしいような気もするが、仕事行かなきゃいけないから一緒に食べる時間ない、とさっさと帰られひとり病室にパイと残されても、まさか産院でお隣の人におすそ分けというのも超微妙。
でも、もったいないから腹も空いてないのに食べた思い出があるガレット・デ・ロワ。。
そして、中に入っていたフェーヴ(fève 昔はそら豆だったが今は陶器の小さなお人形)は、バナナがテニスしてるやつだった・・
よりによってこんな肝心なときに、なんて妙ちきりんなフェーヴに当たるんかなー、と思ったが。これは今でも記念に大切に保管している。

ガレット・デ・ロワ

そういや、出産前夜に破水したときも、やつはぜんぜん慌てないで当時引っ越したばかりの家の工事を続けてた。
一応心配になって「破水したらとにかく早く病院行かないと、感染の危険とかあるからって助産婦さん、言ってなかったっけ?」と言っても、「え、でも同じ出産講座で、生まれるまでに大体十時間くらいかかるって言ってたから、急いでいく必要ないよ」と返された。

不安である・・
がまぁ確かに焦ってもそうそうすぐ出てくるもんではないらしいし、ま産院でぶらぶらしてるよりいいか、と思って家でぶらぶらすることにした。

で三時間位してからタクシー呼んで産院に出発した。


通ってたのはラマーズ法を提唱したラマーズ博士の働いてた産院だったのだが、その夜は着いてみたら検査室が一杯で、バスタブん中で出産、なんてのは夢の夢。
検査受けるにも待合室で小一時間待たされる。
でも破水こそしたが生まれそうな気配はゼロなので、父ちゃんとお喋りしたり本を読みながら待ってたら、「空きました~」と検査室にご案内がやってきた。

そのまま入院して夜を明かすが、翌日の午後になってもぜーんぜんお腹痛くならない!って再三看護婦さんに訴えたら、「赤ちゃんが降りてくるようによーく辺りを歩き回って下さい!」とな。
でも病院の階段を昇り降りするのも限界があるしとにかく退屈。。
皆自分のことに手一杯でお喋りしてくれる相手もいない・・
出産て孤独だぁ~。

 

しょうがないから夕方になって近所のスーパーのフランプリに買い物に出る。
本当は入院中の妊婦は外出禁止なのだが、出入り口で誰かが見張っているわけでもないしな。
で散歩ついでにもうちこっと滅多に来ないパリ12区を散策して、滅多にない何の予定もない時間をつかって新しいカフェにでも入り浸りたい気分 icon-music
だったのだが、さすがにコーヒー頼んだ途端に陣痛がきたら怖い。
なんといっても初産だし・・

こういう経緯があったせいかどうかしらんが、うちのチビはガレット・デ・ロワが大大大~好きである。

誕生日ケーキより好き。
中からサプライズのお人形が出てくるのがたまらんらしい。
でもフェーヴを当てるのが自分でないと超不機嫌になる。

先週、従姉宅でガレット・デ・ロワ大会があったのだが、ダディ造家族は子供に厳しくて、子供ちゃんがたったひとりしかいないパーティでもその子にフェーヴが当たるような配慮はしてくれない。
案の定、自分にフェーヴが当たらず哀しくなったチビ太は塞ぎ込み涙がこみ上げてくる。。そして「ママ、なんでボクに当たんなかったの?」と何回も尋ねる。
確かに従姉はこないだ会った時、「次回会うときまでいい子にしてたら、どこにフェーヴが入ってるか教えてあげるからねー!」と言ったのだからそりゃ理不尽だ。
忙しい大人はそういうことを簡単に忘れるが、子供の方はそういうちょっとしたことを絶対覚えている。

そんな悲しみに暮れている幼児をみてさすがに気の毒になった従姉の旦那の計らいで、結局チビ太は高級菓子屋のダロワイヨー特製ガレット2007年版フェーヴをなぜか二個もゲットして帰宅。
どうやら従姉一家は今年少なくとも二回同じ店でガレットを買ったらしい・・

ダロワイヨーxスワロフスキーのフェーヴ(2007)

今年のダロワイヨーコラボはスワロフスキーさんとこだったんだって。

チビ太くんはお姫様好きなのでこういうペンダントにするのもいいかもね:)

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