マラソン IN パリ
2017年のパリマラソン(Marathon de Paris)は4月9日(日)。
今年は5万人の参加者が見込まれている世界最大級のマラソン大会である。
なのだが、ワールドマラソンメジャーズ(World Marathon Majors、略称:WMM)の世界六大マラソンには数えられない・・
WMMは世界の主要マラソン大会をポイント制でカウントし優秀ランナーに賞金を与える陸上競技シリーズだが、パリは参加者は多くても、WMM会員になるための会費(20万ユーロと言われる?)を払っておらず、世界マラソンといえば、開催季節順に並べると以下となる ↓↓
- 東京マラソン(2月下旬)
- ボストンマラソン(4月中旬)
- ロンドンマラソン(4月下旬)
- ベルリンマラソン(9月下旬)
- シカゴマラソン(10月上旬)
- ニューヨークシティマラソン(11月初旬)
あと二週間でフランスは夏時間、日本との時差は七時間になり、長かった冬もようやく終焉に近づいて、運河沿いを走るランナー数も年々増加の一方。
近年は市が推進している自転車と歩行者とバギーがランナーと入り乱れ、天気の良い日は交通渋滞が起こりつつあるほどである。
そして各地で開催されるマラソン大会もかなり増えてきている。
今年のパリマラソンの申込みはもう締め切られているが、どうしても参加したい場合には、各国の旅行代理店を通じて申し込むか協会関連のパートナーとしての参加はまだ可能なようだ。
それでも参加費は年々あがり、2004年には40~60ユーロだったのが、十年後の2014年には65~110ユーロ、そして2017年版は80~115ユーロ(9千783円~1万4千円)となっており、数か月前には満員御礼で申し込みが終了するほどである。
こっちのテレビマガジン『テレラマ』では、マラソンにしては高い!という記事が書かれていたけれど、マラソン運営にはお金がかかる!のでスポンサーからの支援にほぼ依存しているこういうスポーツイベント、参加費は一人当たり二万円くらいが妥当では、とも言われているらしいので、フランスの物価からすると高いと思うが、本当にかかっている費用とかけあわせたらどうなのかな・・
うちのご近所さんも走っている人が多くて、お隣のお姉さんがジョギング姿で出ていくのにも時々すれ違うし、二週間ほど前には建物の入口に「洗おうと思って廊下に出しておいたランニングシューズがなくなりました!あと一ヶ月ほどのレースの準備をしているので間違って持っていってしまったのなら、どうぞ早く返して下さい!!」という張り紙が出ていたこともあった。
「間違って」履き古した人のシューズを持っていく人がいるのか??と思うや、なんと数日後に「誤解でシューズが戻ってきました。ありがとう」という張り紙が!!
一体どういう誤解だったのか想像がつかんが、こういうことがあるのもフランス・・というべきか。
ともあれ、ジョギング人口が増えているのは実感するが、実際にマラソン大会に参加したという知人は、なんとか団体代表でおちゃらかしに出てみました、とか、今時間あるし若いうちに記念に何かやった記録を残したい、という記念受験的参加とか。
もちろんこういう参加者が大半ではないのだろうが。。
でも、パリマラソンに外国人参加者が多いのもなんとなくわかる。移民の国なだけでなく・・
フランス人&ストイックな行為(走る)、が超ミスマッチなのだ!
いかんせんフランスは、普通の大人は八時以降に夕食食べる国で、しかもお呼ばれ等があると週中でもおつきあいはさほど断らないお国柄。
毎朝仕事行く前に早起きして走る根性は、多分英語圏の国に比べたら40%くらい少ないのではないかと思われる。
だから主催者もパリという立地以上になにを望むとよ!といわんばかりに、メジャー大会の一部になんてならなくていいもんね!と高をくくってる感じするしな。
でも、この春は3月5日はヴァンセンヌの森スタートの『パリ・ハーフマラソン』(21km)、夏は9月8~10日はエッフェル塔下スタートの『ラ・パリジェンヌ』(6.7km)という女性マラソンに、9月21~24日は『ディズニーランド・パリ・ハーフマラソン』(21km)と、パリマラソン続々。
ディズニーマラソンは、5~11歳の子供と参加できる5kmコース+14歳以上から参加できる10kmコースとお子様連れメニューも用意してあって、ほんとブームだね。
ちょっと郊外に行けば、今年から始まるオー・デ・セーヌ県のマラソン(Marathon des Hauts-de-Seine)というのも6月24日(土)開催予定。ほぼコース全体がパリの西北部のセーヌ川沿いで、こちらの参加費は60〜100ユーロ。
私は筋肉痛がやなので走ってる人みるといいなーと思いつつ、やらんけど。
でもそのうちやるかも?