日本人の美容師さん
日本人の美容師さんは世界一うまい!
うまくて丁寧!
シャンプーも痒いところに手が届く!!
指圧もできる!!!
フランスに住み始めて、最初の12、3年はずーっと現地のフランス人美容師さんとこに行ってた。
別に難しい髪質でもないようだし結構耐性もあるようで、カットでもパーマでも色んなとこで。
そういうと、日本人美容師さんに、
「え?!髪痛みませんでしたか?!」
と言われるが、これまでは気に病むほどの事態が発生したことはなかった。
でも、たまたま友人に紹介されて行ってみた日本人経営者の美容院に行って、日本式美容院のマッサージやシャンプーを思い出してしまったら・・・
もう元には戻れなくなった。
といいつつ、美容院のある場所が家からちょっと遠いので、去年末は近所の中国人経営の美容院に行っちゃったけど・・
日曜に髪切りたいなーと思ってたら、マルシェ行く途中に開いてる美容院があったのだ。
だいたい日曜に開店してるヘアサロンなんぞフランスに来てからみたことなかったし。
でトライしてみたらカットも下手じゃないし、そのうえ値段が激安!確か28ユーロだった。
普通の美容院のカットは女性で40ユーロくらいからなのに・・
さすが中国パワー、なんでもディスカウントできるだけの量産体制が髪切屋にまで普及してるのか?
だが、気のせいか、なんとなく日本というよりアジアンなカットにされたような気もする・・・
でも、こちらでは中国と日本の差がわからない人の方が多いし、別にそれはそれでいっか、アジアはでかいしね!ってとりあえず髪切れたことの方に満足した。
でもシャンプー好きの私にとっては、いかにも昔の美容院!って感じの人工的な香りのシャンプーでの洗髪はあんまり気に食わなかったかな。。
でもこれは自分で気に入ってるシャンプー持参しない限り、いいシャンプーにあたることの方が少ないんだが。
という訳で、春の気配がしてきて、週末には夏時間に突入して夕方ブラつける時間も長くなる今、「切りたーい!」モードに入り、今週髪切に。
もう結構長いこと通っているので、いつもやってくれる担当の人に、ちょこっと説明するとあとは勝手にやってくれるのでラク。あもうちょっと短いイメージだったんだけどなーっと最初思っても、でき上がってみたら、「あやっぱこれくらい残しといてよかった」に落ち着くのもさすがプロのお仕事。
丁寧なシャンプーに指圧、懇切丁寧なカットコースでたっぷり一時間半。
でも、普通フランスの美容師とこ行くと、店入ってから出てくるまでにフツウ最長一時間くらいしかかかんないのはどういうことなんでしょ??
やっぱ仕事が荒いのかな?
通ってる時は特にシャンプーが手洗いとか感じたこともなかったけど。
でもカット技術は確かにあまり高くないかも。
ちょこっとマッサージしてくれるサロンは増えてるけど。
サンジェルマン
でも一度向こうがアポミスして、時間に店に行ったら予約が入ってない。
で昼飯に出ようとしていたホモ美容師が急遽担当となったんだが、そいつが切りながらチクリチクリと嫌味を言う。アポミスしたのは経営者に違いない、とかいう内部の悪口も含めて。
ったく客に向かって店内の誰がアポ書き忘れたか、ってグチ言っても始まんないどころかまさに不快。
せっかく時間とって来店したのでやってもらったけど、お金払うときに「超不愉快だ」って文句言ったら、そいつが話題の経営者なのかは知らんがボスという人が出てきて、「気持ちです」と言わんばかりのターバンをプレゼントでもらったっけ。
そして当然だが、それ以降はアホらしくてそんな店行くのやめた。
第一、こんなこと日本の美容院ではあり得ん!
アポミスしたうえに、客に店内の事情をグチるな!って。
美容院ってのは、お客さんがリラックスして気分とイメチェンに来るリフレッシュの場だろうがっ!!
でも個人主義のフランス人は文句出ちゃうんだよね、こういうときも。
お客さんの気持ちより自分の気持ちが優先。
だから働く身になると結構ラクちんでもあるんだけどね。。
日本のように自分を殺して機械のように働くなんて観念がそもそもないし、大体人にそういう耐性もないしな。
とはいえ、ここ数年、フランスでも過労死とか上司からのパワハラで自殺、ってニュース、大グループ関連ではちょこちょこ耳にするようにもなった。
企業の国際化が進んで、ボスが他の国から来ているやり手だったり、留学組で外国のやり方を企業内活性のために持ち込んで不合理な国のシステムを合理化させようとすると、いい面もある反面、やり過ぎノルマからくるプレッシャーも発生してくる。
いいバランスで皆が幸せに、っていう配合具合はなかなか難しいんやね。。